• 台風一過!
    強風に乗って、ベランダでスコップが舞う瞬間を見たM子です。お住まいの地域はいかがでしたか?

    ベランダといえば、わが家のミルティンくんことS志が愛するおじぎ草「ペコりん」も、台風当日の朝も外に出しちゃってまして、スコップの舞に「あっ!」と思い出して血の気が引いたんですが、いつのまにかちゃんとリビングの棚の上にいました。S志が朝、保育園に行くまえに戻しておいたらしい。彼に死角はなかった。

    「たいふうくるってニュースでいってたから」
    ※S志は朝のニュース「おは●う日本」チェックを欠かさないのである

    「うん、さすがに台風じゃペコりん飛ばされてたね」
    「S志、ペコりんしんじゃやだから……」

    S志の健気な親心。しかしそれ以上に、そのマメさに尊敬を覚えた私でした。私に似なくてうれしいです(親バカ?)。

     

    上にあるのは昨日傘を飛ばされて帰ってきた夫の濡れ靴です

     

     

    そんな台風前日の月曜日、ミルクおやつをつくりました!

    実は、先週から週末にかけて、S志が手をケガして病院通いしておりました。
    手の平の小さい傷からばい菌が入って、手首までぱんぱんになってしまったのです。
    小さい傷でも、なにかが刺さったような傷・複雑に裂けたような傷のときは、すぐ病院で見てもらったほうがいいですねー。
    5日間ほど包帯の取り替えに病院に行ってたのですが、月曜日には傷もふさがって治療終了。
    S志の好きなものでお祝いしてあげることにしました。

    開いたのはミルクジャパン公式ブック『ミルク世紀』。
    そこで紹介されているレシピのひとつ、「にこにこピンクスムージー」をつくってみましたよ。
    ピンクは、心を楽しくおだやかにする色。
    だから、元気を出してほしいときは、赤い色の食べものとミルクをまぜたピンクレシピがいいんだそうです。
    S志は病院では緊張のせいでいつもハニワ化していて、その反動か、家では理不尽なワガママ言いがちだったんですよね。これだこれだ!

     

    材料はこちら

    牛乳200cc
    バナナ(1センチの輪切りにしてビニール袋で冷凍)
    冷凍ラズベリー
    冷凍ブルーベリー
    はちみつ

    ほんとうは赤い果物としてイチゴを使うのですが、うちの冷凍庫にあったものに変更。
    さらにバナナも冷凍する時間がめんどうくさいので生バナナでいいネ。
    ずぼら独特のスピード感で、さっそくスタートです。

     

    つくりかた

     

    ミキサー(わが家はバーミックス)にぜんぶ入れて、
    かくはんするだけです! わお簡単〜

     

    あっという間にできあがり

    ワア〜…

    なんかおいしくなさそう〜

    おかしい。にこにこピンクじゃない(たぶんブルーベリー配分が多すぎた)。
    本には「シャーベット状になるまでかくはん」とあるのに、ぬめぬめした質感もおかしい。
    冷凍せず生バナナを使ったツケがさっそく表面化してしまったんだわ。
    「ぬめってやがる……生すぎたんだ……」
    風の谷のナウシカを思い出したところで取り返しがつかない。
    ステキそうに写る角度をカメラ片手に模索しているうちに、溶けたせいか泡立ち始め、ますます沼っぽい質感になってきた。

     

    あらためてレシピを見る。あ、そうだそうだ!
    大切なこと忘れてた。
    仕上げに、練乳をかけるんでした。

    よし、ここでにこにこ感を一気に盛り込むわけですね。
    練乳のチューブを持つ手に気合いが入ります。

    えいっ。

     

     

    「つらいときこそ笑うのよ、アン……」(『赤毛のアン』より)

     

    にこにこどころか、痛々しいほどぐすんぐすんしちゃったよ……。
    言葉もなくテーブルの片隅を見つめていると、

    「やるやる〜! S志もやる〜!」

    そうだわ、考えてみたら、この練乳がけ部分は子どもにやってもらえばよかったじゃない。
    おやつに練乳をかけるって、それだけでじゅうぶん楽しいイベントですよね。にこにこ感を出すことに夢中になって、そんなことにも気づかなかったでゲス。

     

     

    「S志のアイス、できたあ〜」(アイスだと思っていること判明)

     

    スタンダードなぐるぐるもようでした。
    うん、こっちのほうがおいしそう。断然。

     

    そして食べました!

    すっごく、おいしかったー!
    アイスにくらべて、フレッシュ感がすごい。
    果物のさわやかな酸味とミルクの甘さが、シャーベットのなかでなめらかにとけ合います。ここまでビジュアル面で不安なお写真ばかり見せてますけども、味はご安心ください。食べるころには溶けていい感じに表面が平らになりまして、沼っぽさはなくなりましたよ。ほっ。

    これからの夏本番、果物を食べるたびにちょっとだけ取っておいて冷凍しておけば、いろんなスムージーが作れるストックができて楽しそう。食べきれない果物の使いみちにもいいですよね。

    キンと冷たくて、でも甘さ控えめなせいかお腹にぜんぜんもたれない。S志は2杯もおかわりしてました。

     

    ちなみにこちらのミルクレシピでも、おいしい夏ミルクを紹介していますね。ぜひ〜。

     

    最後に…

    スムージーに初チャレンジする方に言い残したい5つのこと

    一、 バナナの冷凍をさぼると、スムージーは沼になります。
    二、 甘みを加える練乳とハチミツは、トッピング制で二度おいしい。
    三、 練乳でのお絵かきは、ひとふで描きがおすすめです。
    四、 ピンク色にしたいときのブルーベリーの入れすぎ注意。
    五、 ビジュアル失敗しても、味に失敗なし。冒険するもヨシです!

レシピ一覧
3月 モー子の桜色ミルクカフェ
2月 ミルコリー野のチーズdeショコラ
1月 ばあちゃんのぽかぽかミルク手当て
12月 サン太のミルククリスマス
11月 イモ子とクリ男のミルクキッチン
10月 ボンジョル野のミルクイタリアン
9月 マイクさんのミルクブランチ
8月 ケンちゃんの夏やすみるくアイス
7月 マサラ田さんの夏カレーセット
6月 コバヤシさんのミルク御膳
5月 陳さんのミルク中華
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