牛乳でカゼを吹き飛ばそう!!

2013.10.21

どうやってカゼにかかる? 

カゼをひいた人が1回くしゃみをすると、10万個もの飛沫(水分を含んだ微粒子)が飛び散ります。この中にはカゼの原因となるウイルスが多く含まれており、それを直接吸い込んだり、ウイルスがついたものに手が触れたりして間接的に感染したりします。

このように、いつも空中に浮遊している風邪ウイルスですが、吸い込んだ人誰しもがカゼにかかるわけではないのはなぜでしょうか。

カゼに負けないためには免疫力

人の体には、侵入したウイルスを排除するチカラ「免疫」が備わっています。カゼにかからないのはそのためです。
皮膚、鼻毛、鼻粘膜、鼻腔、ノド、咽頭、気管・気管支のそれぞれが、侵入しようとするウイルスのバリアになります。そして、もし体内に入り込んだとしても、免疫力がウイルスの増殖を阻止します。

寝不足や疲れ、不規則な食生活などによって免疫力が落ちると、カゼをひきやすくなり、ひいた後こじらせて治りにくくなったりします。

免疫力を高めるためには牛乳!

免疫力を高めるには、タンパク質が重要。不足すると、免疫を担う細胞のひとつである抗体や、ウイルスを殺す働きをもつNK細胞が減少してしまいます。

タンパク質には動物性と植物性があり、「アミノ酸スコア」が高い動物性タンパク質の方がより免疫力アップの効果が期待できます。
牛乳はアミノ酸スコア100の良質な動物性タンパク質を多く含み、コップ2杯で1日に必要な必須アミノ酸量を摂取することができる優秀な食品。

休憩時間やだんらんの時間、お休み前などにホットミルクでほっと一息するだけで、リラックスしながらカゼ予防もできそう。

でも、まずはカゼをひかないように、日頃から栄養バランスの食生活を送ることが大切。その中に、牛乳を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考資料
  • (一社)Jミルク「ほわいと2006冬号」