メタボと牛乳の関係って?

2013.11.4

メタボリックシンドロームとは。

現在、日本のメタボリックシンドロームの該当者またはその予備軍は2,000万人近くいるとされ、2008年からは特定健康診査・特定保健指導の制度が始まっています。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪蓄積に糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧などの状態がプラスされ、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患の発生リスクが非常に高まった
状態のこと。

牛乳・乳製品とメタボの関係は?

「牛乳を飲むと太る」と誤解している人が少なくありませんが、その誤解の原因の一つが牛乳の栄養価の高さです。しかし「栄養価が高い=高カロリー」ということではありません。
牛乳は100mlで69キロカロリー。これは同量の豆腐とカロリーも脂肪量もほぼ同じなのです。

さまざまな栄養素がバランスよく含まれている牛乳は、肥満や美容、メタボリックシンドロームが気になる人の強い味方であることが、各国の研究で実証されています。日本でも、2010年に牛乳・乳製品をよく摂る人は、あまり摂らない人に比べ、男女ともにメタボリックシンドロームの割合が低いという調査結果が発表されました。
(「牛乳・乳製品摂取とメタボリックシンドロームに関する横断的研究」『日本栄養・食糧学会誌』)。

牛乳・乳製品をしっかりと摂取し、運動などで消費エネルギーを増やして、メタボ予防につとめましょう。

参考資料
  • (一社)Jミルク「牛乳・乳製品の知識」リーフレット「牛乳乳製品でメタボ予防」より