おうちクリームチーズでチョコサラミ
冷蔵庫にある牛乳から、一晩でクリームチーズがつくれるってご存じですか? これがお菓子づくりにすごくいいのっ! 今月は、このできたてクリームチーズを使ったミルクショコラ。今回はバレンタインデーにオススメの、手軽なチョコサラミです。
おうちクリームチーズ
まず、カンタンなのに濃厚なコク!
これは市販品と同レベルだと思います。
つぎに、新鮮なミルクの風味。
このフレッシュ感はできたてならでは!
そして、お菓子好きにうれしいいちばんのポイントが、扱いやすさ。
そのままデザートとして食べられるほど、ふわりとやわらか。
混ぜればたちまちクリーム状になって、ダマをつくらず、粉にもすっとなじむ。
だから、チョコレートのようなほかの素材を練りこむのが楽しい!
お菓子に、軽い口どけも与えます。
市販品もおいしいけど、つくってみたらきっと、
おうちクリームチーズの魅力がおわかりいただけると思うのです!
(できあがり量200g)
牛乳…500cc
生クリーム…60cc
無糖ヨーグルト…大さじ1
レモン汁…40cc
牛乳を湯せんで35〜38℃にあたためます。
火加減で失敗しないコツは、牛乳のボウルを入れない状態でまずお湯を40℃にしてから、ボウルを入れて弱火にすること。
あたたまったら火から下ろし、ヨーグルトと生クリームを混ぜる
レモン汁を少しずつまわし入れて、同じ方向にゆっくり混ぜる
強くかきまぜすぎると、うまく分離しないことがあるのでご注意を〜
30分おく。そのあいだに容器とぬれぶきんをスタンバイ
固くしぼった清潔なふきんを高さのある容器にかけておきます。
ふきんは、キッチンペーパーでもOK。また、高さのある容器がなければ、ボウルにざるを乗せても大丈夫です。
容器に注ぎ、1時間ほどおく
ドロドロすぎて不安になりますが、大丈夫です。
ゆっくり、乳清とよばれる水分が容器に落ちていきます。
1時間経ったらふきんの口を結び、室温で2〜3時間置く
こんなふうに輪ゴムにおはしをかけると、いい具合に吊せます。
ざるとボウルでこす場合は、ふきんやペーパーで包むようにして置いておいてください。
そのまま冷蔵庫でさらに半日おけば、できあがり!
まずはそのまま食べてみましょう!
つぎは、ハチミツをかけたり。
コクは本格的ですが軽い口当たりなので、フルーツととても相性よし。
とくに、イチゴです!
おうちクリームチーズ・チョコサラミ
(直径5cm×長さ15cmを8本分)
おうちクリームチーズ…200g
市販のチョコレート…150g
市販のビスケット…30g
お好みのドライフルーツ…合計50g
くるみ…30g
粉糖(とけにくいタイプ)…適量
15cm角に切ったワックスペーパー…8枚
◎チョコレートは製菓用でなくてもOKです。好きなものを。
◎ドライフルーツは、ミックスされたものが便利です。今回は、クランベリー、レーズン、マンゴー、パイナップルを使っています。
◎ワックスペーパーはクッキングシートでもOK!
チョコレートを湯せんで溶かし、中に入れる具を準備する
チョコレートは、水を張ったフライパンでこんなふうに湯せんするとカンタンです。
くるみはトースターやフライパンで軽くローストし、手で大まかに砕きます。
ビスケットは砕いておきます。
ドライフルーツはさっと熱湯で湯通しして水気をよく拭き取っておきます。
クリームチーズ半量をチョコレートに練り込む
ボウルに①のチョコレートを入れ、クリームチーズ100gを泡立て器で練り込みます。
具と、残りの半量のクリームチーズをざっくり混ぜこむ
①で砕いておいたくるみとビスケット、ドライフルーツを②に混ぜ込みます。
なじんだら、さいごにクリームチーズをひとくち大程度に割り入れ、つぶさないよう大きくひと混ぜし、タネのできあがり。
15cm角のワックスペーパーで巻く
1枚あたり60g程度のタネをワックスペーパーやクッキングシートに乗せ、軽く押すようにしながら巻きます。
両端をきゅっとひねり、ワイヤーやゴムでとめます。
冷蔵庫で1時間冷やし固めたら、できあがり!
粉糖を茶こしなどでかけて、カットして食べるのがオススメです。
冷蔵保存し、4~5日(使った牛乳の賞味期限程度)で召し上がれ。
チョコレートだけだと甘さも口どけもちょっと重ためですよね。
おうちクリームチーズならではのふんわり感と、ミルクのみずみずしさが生きたやさしい酸味で、チョコレートの甘さも口どけもさらっと軽く。すると、ふしぎとビターなカカオの風味が引き立ってきます。
そんなさわやかショコラから、ざくざく(ビスケット)、かみごたえと甘酸っぱさ(ドライフルーツ)、香ばしさ(くるみ)と、いろんな食感が飛び出すしかけ。
会うのが楽しみなあの人この人に、できたてを手みやげ、どうでしょう!