もうすぐひなまつりなのに、寒いですね。
ミルク炊飯以来、
牛乳をいろいろいじることにハマッてしまったM子ですこんにちは。
わき上がるパッションにまかせて、
今回も(しつこく)いじってしまいました。
前回、わが家のミルティンくんことS志に飲ませようとホットミルクを作ったわけですが、ひとつやり残したミルクがありまして。
これです。
黒砂糖と醤油。
醤油と牛乳って、意外と合うんですよね。
以前、醤油を入れた牛乳を飲んだことがあって、
これが、上品な料亭のたまご豆腐みたいな味だったんですよね。
出汁なんて一滴も入っていないのに、出汁が利いたようなコク。
牛乳と醤油の味がそれぞれ分離することなく溶け合って、新しい味になっていたのです。
とはいえ、醤油だけじゃちょっと驚きがない。
もっとトキメク飲みものにしたい。
ひとくち飲んで、「わあ!」って目がキラキラしちゃうミルクがつくってみたい(鼻息)!
そこで思いついたのが黒糖です。
何を隠そう私は黒糖に目がない。
大学時代、石垣島を歩いて一周したことがあり(ワンダーフォーゲル部)、汚いかっこうをした私たちをふびんに思ったのか地元のおじちゃんがテントに黒糖を差し入れてくださった。これが衝撃の味で、私は黒糖に目覚めてしまいました。
2袋もらったんですけど、「もう一個」「あと一個」とリーダーにせがみつづけ、「さすがに中毒では」と袋を隠されると「一個くらいいいじゃないですか!」とマジギレ。今考えるとあの取り憑かれぶりは更正施設に入れていいレベル。
そうだ、黒糖と醤油で煮込んだ煮物はおいしいぞ。
「この組み合わせイケル」と第六感が叫びました。
というわけで、
甘辛みたらしミルク!
ネーミング先走ってますが、どんな味になるのかな。
さっそくつくってみたいと思います。
① まず、黒糖をすり鉢で細かくする。
粉状のも売っていますが、塊になってるやつだとそのまま食べられて楽しいですからね……(ここ大事なところ)!
3分くらい叩いてると、すぐ細かくなります。
② おしょうゆ入り黒蜜をつくる。
大さじ1杯の黒糖と、大さじ1杯の水を小なべに入れて、混ぜながら弱火でくつくつ。
とろっとしてきたら火をとめる。
そこへ、醤油を混ぜます。
小心者なので、ひとまず小さじ1杯入れました。
③ いよいよ牛乳との遭遇!
150㏄入れてみました。
この瞬間がやっぱり楽しい、牛乳いじり。
沸とう直前まで温めます。
④ できあがり!
テーブルに運んで、
ウルトラマンマックスひとり語り開催中だったS志を呼んでみました。
このみたらしミルクが、S志のホットミルク初体験です。
生まれてこの方5年間(短いな)、飲まず嫌いしていたS志。
くんくん匂いをかいでから、
「のんでみる」
ナンダあっさりしてんなーと思ったら、
カップを持つ手の小指がぴーんと立ってました。やはり緊張している模様。
その第一声は、
「キャラメルみたい!!」
そうなんです。
みたらしミルクは、すごくコクのあるキャラメルみたいな味でした。
黒糖大さじ1杯は決して多くない量だと思うのですが、
実際量の数倍、甘く感じます。ふしぎ。
飲んだあとにおしょうゆの風味がふわっと広がって、
飲みくちはキャラメル、後味はまさにみたらし団子。
気持ち的には、ひとくちでお菓子ひと皿ぶんの満足感があります!
でもちょっと私には甘すぎたので、これもつくってみました。
みたらしミルクLight
黒糖を大さじ1から小さじ1に減らしたバージョンです。
カロリーもカットです。
薄くなるだけかな? とちょっと心配でしたが、
甘みはほのかになりますが、
逆に、黒糖とおしょうゆの風味がむくっと際だってきましたよ。
さとうきびと大豆からさらに深く、なんだか土の香りがするような。
すごく、懐かしい気持ちになる味です。
安らぐう〜。
みたらしミルク、
この思いつきは神託だったんじゃないかと震える勢いでおいしかったですー。
あんこ、栗、みたらし、
ここまでおいしかった組み合わせっておモチにも合うものが多い。
スパイスだったり塩気だったり、ポイントがあるとより味が馴染むように思います。うーん奥深いなあ。
しかし牛乳いじりに夢中になると、もれなくお腹を壊してしまう。
何事もやりすぎてはいけないのですね。