• こんにちは、M子です。

    梅雨も半ば? なのでしょうか。それでも晴れる日がけっこうありますね。
    すきを見て、私たちもおさんぽなどに出掛けております。

    最近は携帯のカメラの性能も良くなって、
    子どもの写真も残しやすくなりましたね。

    わが家のミルティンくんS志は、3歳を過ぎた頃からか、
    ここぞという瞬間を写真に撮ってもらいたがるようになりました。

    パズルを完成できたとき、パンツを頭にかぶったとき、
    ハナの穴にコメ粒が入ったときなど、何が彼の”ここぞ”なのかかは私にはわからないのですが。

    先日久しぶりに「ママ、いま、しゃしんとって!」と言われたのでふりかえると、冷蔵庫から牛乳パックを出そうとする体勢のまま、プルプルしておりました。

    「はやく!! おちちゃうから!」
    4歳児には、まだまだ牛乳パックって重いですよねー。

    「はやくとってっていってるじゃない!」
    ベテラン女優がマネージャーをしごくかのような真剣口調です。

    何枚撮っても飽き足りず、
    写りをチェックしては、「そうじゃない」と言ってまた冷蔵庫に戻ってゆくこだわりぶりなのでした。

     

    S志にとって「牛乳をじぶんで注ぐ」というのは、
    とても誇らしいできごとなのです。

    2歳あたりって、「じぶんで!」が口ぐせのやりたがり期だと思うのですが、そのときから「じぶんで!」と言っては冷蔵庫に突進していました。

    やっとひとりで注げるようになったのはついこの間ですから、
    足掛け2年もセルフ牛乳サービスに取り組んでいたことになります。

    そんなS志の、
    「ぎゅうにゅうじぶんで奮闘史(うろ覚え)」を振り返ってみましょう。

     

    2歳

    「ぎゅうにゅうじぶんで」にとうとつに目覚める。
    テーブルの上の牛乳パックを持ち上げるも、
    傾けると同時に重みに耐えきれず手からテーブル、テーブルから床に落下。
    【まめちしき】
    牛乳パックって、満タンの状態で高いところから落ちると、
    バシャーじゃなくて、パッカーンって音がします。

     

    2歳半

    床に置いた状態のパックを、てこの原理で傾けることに成功。
    しかし傾きを元に戻すタイミングがわからずコップから大量にあふれ出る。
    【まめちしき】
    牛乳パックって、落とすより、倒したほうが、
    中身が余すところなく流れ出ます。

     

    3歳

    上手にパックを傾けてコップに注ぐことができるように。ふー。

     

    3歳半〜4歳

    台に乗ると世界が広がることを知る。
    「ぎゅうにゅうとるのじぶんで」に目覚める。

    【第1段階】
    台に乗って冷蔵庫の前に立ち上がったものの、
    ドアを開けると同時にドアにはね飛ばされて落ちる。

    【第2段階】
    台の上でしゃがんでからドアを開けて頭の上でやりすごし立ち上がる。
    しかし、はね返ってきたドアに首をはさまれる。

    【第3段階】
    片手でドアを持ち、片手でパックを持つことに成功。
    しかし両手でパックを持つと同時にはね返ってきたドアに首をはさまれる。

    【第4段階】
    ドアをめいっぱい押し開け、
    戻ってくる間にパックを両手ですばやく持ち、
    しゃがみこんで閉まるドアをやり過ごすことに成功。

    【まめちしき】
    台に乗っている幼児は攻撃的になります。
    猫に似たナワバリ意識を感じます。

     

    いやあ、長かった。
    どうでもいいことを長く書いたので皆さんに申し訳なさすら感じました。

    つまり幼児にとって、牛乳を自分で注ぐというのは、
    「台に乗る」「冷蔵庫から出す」「パックを運ぶ」「コップに注ぐ」という難度の高い技術がいくつも求められる、わりかし壮大なミッションなのです。

     

    そして今。
    4歳半をすぎたS志は、背たけが100センチを超えました。
    台に乗らなくても、冷蔵庫のトビラ棚に手が届くようになったし、パックを片手で持ち上げられるようになりました。
    あんな落下、こんな落下、そのたびのドッキドキを思い返すと、「ていうか背が伸びてから牛乳取ればよかったんでねえか」という気がしなくもないです。

    でも、子どもにとって、
    「やりたいこと」と「できること」はえてして肩を並べないもの。
    むしろできないからこそ、あれこれ頭をひねってがんばれたんでしょうね。

    大人である私だって、いまだにそうだなあ。
    やりたいことができなくても、落ち込まなくたっていいんだなあ。

    息子から、大切なことを教わった気がする。
    そう思うと、今、罵声を浴びせられながらこのなぞの冷蔵庫ショットを撮らされていることも納得できる。

     

    なわけない。

レシピ一覧
3月 モー子の桜色ミルクカフェ
2月 ミルコリー野のチーズdeショコラ
1月 ばあちゃんのぽかぽかミルク手当て
12月 サン太のミルククリスマス
11月 イモ子とクリ男のミルクキッチン
10月 ボンジョル野のミルクイタリアン
9月 マイクさんのミルクブランチ
8月 ケンちゃんの夏やすみるくアイス
7月 マサラ田さんの夏カレーセット
6月 コバヤシさんのミルク御膳
5月 陳さんのミルク中華
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