梶谷牧子(かじたに・まきこ)。編集者・ライター。 1978年長野県生まれ。雑誌出版社に勤務後、フリーランスとして暮らし・育児の分野で活動。 著書に『お母さん1年生 子どもが病気になったとき読む本』(山田真監修/大和書房刊)がある。 ミルクジャパン公式ブック『ミルク世紀』(美術出版社刊)では、ミルクレシピなどの制作に参加。 ミルクジャパンのアートディレクター寄藤文平は兄。
こんにちは、M子です。
海辺のまちで、もうすぐ5歳になる男の子と夫と暮らしています。
息子の名前はS志。
ジュースより麦茶より牛乳が大好きな、わが家のミルティンくんです。
おかげで今のところ、少し背が高めなのが本人のじまん。
でも、保育園でほかの子の牛乳までもらおうとするのはやめてほしいです。
S志はたぶん日本で1、2を争うのではと思うくらい牛乳好きなのですが(親バカ)、実は、私は子どものころ、牛乳が苦手でした。
きっかけは小学2年の春、
近所のオッチャンが、牛舎で搾乳のようすを見せてくれた日。
ウシの体からブシューッと飛び出す牛乳を見て思いました。
「これ、おしっことどうチガウの??」
生き物のからだから飲みものが出てくるわけないし。
何が入ってるかわかんないし。白いのも意味わかんないし。
それを毎日飲むとか……! こわい!
こんな理由でごめんなさい。
でも、それを超える摩訶不思議があらわれました。母乳です。
自分から飲みものが出てくる。
妊娠したとき「自分のなかに別の人間がいるとか……!」と相変わらず恐怖していた私ですが、
母乳を目の当たりにして、生命の不思議への恐怖は感動に変わりました。
こんなことが本当にあるんだなあ、と。
牛乳も、「ウシの母乳」なんですよね。
自分も母乳を出す生き物になってみると、つくづく思います。
子どもを育てるためにつくられた、やさしい飲みもの。
アレルギーや栄養過多が心配だというお母さんもいると思います。
時代とともに環境や栄養状態も変わり、
牛乳の役割も変わってきていますから、
好きなつきあい方で、いいんじゃないかなと思ってます。
私にとっての牛乳は、「子育てなかま」みたいな感じ。
絶対飲まなきゃいけないものじゃなくて、
ふわふわの毛布、おいしい野菜や果物、かっこいい車や電車……そんなものと同じく、子どもの元気に味方してくれるもののひとつです。
牛乳が好きな子のお母さんは、みんなミルティンママです。
このブログでは、
日本じゅうのミルティンママとミルティンくんに、
牛乳の楽しさをちょこちょこお届けしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。