夏の元気な日差しと、秋の涼やかな風が混じりあう今日このごろ。
「季節の変わり目、お体ご自愛ください」
といった言葉が交わされる時期でもありますが、
私はこういう季節の変わり目が、とても好きです。
なんというか、二度おいしいという点が(貧乏性の)ツボをくすぐるのですね。
しかしこの季節、
わが家のミルティンくんことS志とは、気が合わない。
S志は年中暑がりです。子どもってみんなそうですよね。
でも、そのわりにエアコンも扇風機も、きらいなんです。
私がつけると「さむい」とスイッチオフ。
私が消すと「あつい」とスイッチオン。
つけると「さむい」。
消すと「あつい」。
ダメ、イライラしちゃ。相手は子どもよっ。
そんな不毛な争いが、せまいリビングでよく勃発しています。
こういうどうでもいいことで気まずくなるのって、たいてい昼下がり。
お昼寝前で眠くなりかけたころの子って、
ささいなことでぐずぐず、べたべた、ヤダヤダすることが多いですよね。
昔の知恵ってすごいなーと思うのは、
子どもが退屈し始める午後のど真ん中に、「おやつ」が位置していることです。
「ホラ、おやつ食べよー」
これさえ唱えれば、さっきまでのブータレ顔がニコニコに。
おやつは子育ての上では「補食」という考え方で、
「子どもは消化吸収がうまくできないので、エネルギーや栄養を十分摂るために細切れに食べる」という意義があるそうですが、「午後のぐずぐずをぶった切り、満腹にして眠らせる」という昼寝ロードマップの1ピースでもあるのではないでしょうか。わかりませんけど。
さいきん、そういう意味でもちょっとハマっているおやつがあります。
名付けて
くだものミルクプール!
ラズベリープール。
ブルーベリープール。
こちらはメロンプール。
【つくりかた】
① 好きなくだものをうつわに入れる。
② 子どもに、牛乳を注いでもらう。
③ かるく混ぜて、できあがり。
【ちなみに】
ベリー類は、市販の冷凍ベリーを使うと楽ちんです。
うつわを冷凍庫でキンキンに冷やしてからつくると、
冷凍ベリーのまわりの牛乳がシャーベット状になってうれしい。
くだものだけだと、S志のテンションが変わらないんですね。
でも「牛乳を注ぐ」というワンミッションが加わるだけで、
「やる! S志やる!」とテンションアップ。もちろん、食べごたえもアップ。
食べるのが下手だから、果汁がこぼれます。
でもそれが器の牛乳に加わると、どんどん牛乳がおいしくなる。
食べこぼせばこぼすほど、おいしくなるおやつなんです。
楽ちんだし←ここ最重要、
こぼしてもいいからイライラしないのが、私にやさしい(基本的に自分中心)。
でも、それだけじゃないお楽しみがあって。
それは……
食べたあとのこのミルクを
コーヒーに入れるのです
ブルーベリー・カフェオレ!
※見た目はふつう。
こうするとコーヒーに、ほのかにくだもののフレーバーがつきます。
ちなみにメロンミルクでつくったカフェオレはですね、
キャラメルの風味がします。
小さいことですが、
こういう思いがけない変化が楽しいのですよねー。
今まで試したものは、こんな感じでした(うろ覚え)。
S志には冷たいミルクで涼しい、夏のおやつ。
私はフレーバーカフェオレでちょっとぬくぬく、秋のおやつ。
季節の変わり目にいかがですか。
おかしな味のカフェオレになったら、薄目で笑ってくださいね。