• マイ・ファースト・ミルク炊飯

     

    こんにちは、M子です。

    今ですね、ちょっと、興奮しております。

    私は、今日、はじめて、

    牛乳で!

    ごはんを!

    炊きましたー!

     

    牛乳で炊けるって、ご存じでしたか?(鼻息)
    私は今まで、想像もしていなかったのです。

     

    きっかけは、うちの冷蔵庫のなかの4本の牛乳でした。
    わが家のミルティンくんことS志は、1日4杯(朝昼晩とふろあがり)も牛乳を飲むので、いつも2本は常備しています。
    そこへ、夫がもう2本買ってきた。「もう無かったような気がした」と。彼は以前、そう言ってキュウリも次々と買ってきて冷蔵庫に5パック貯めたこともあるんですよ。サラリーマンの疲労症状ですか。
    さすがに「飲むだけじゃなくならないな」と思いまして、こちらのミルクレシピのページを開いてみたのでした。

    そして目に入ったのがこちら。

     

     

    牛乳で、米を炊く……だと……!

    しばし閻魔大王的な目で凝視してしまいましたが、見た目はどう見てもふつうのピラフであります。
    牛乳の味がするのかな?
    まず、ちゃんと炊けるのか?
    プリントアウトした紙を手に、キッチンに向かいました。

    どんなご飯だったのか、今日はそれを書いておきたいと思います!

     

    いざ、ミルクピラフ!


    米はさっと洗い30分水に漬けた後、ざるにあげておく。

    30分! けっこう長い!……のでとりあえず水に漬けっぱなしにして手順2へ。

     

    玉ねぎ・にんにくはみじん切り、マッシュルームはスライスにしておく。

    あらっ。マッシュルームがうちにありません。

     

    フライパンにバターを熱し、玉ねぎ・にんにくを炒める。
    香りが出たらシーフードミックスとマッシュルームを加えてさらに炒め、
    白ワインとブイヨンキューブ、塩を入れて炒め合わせる。

    あららっ。シーフードミックスもないよ。
    メイン食材がないというわけだよ。

    冷蔵庫からピンチヒッターを指名しました。

    マッシュルーム=エリンギと椎茸。シーフードミックス=牡蠣。ややゴリ押し。

    これをレシピ通りバターで炒める。さらに、椎茸と牡蠣に合わせて少し和風仕立てにしてみようかなと、鶏ガラスープと塩とお醤油で味つけしました。
    ※ブイヨンと白ワインは使いませんでした

     

    炊飯器に①の米を入れて、牛乳を入れたら炊飯器の3合のラインまで水加減をして、③を加える。


    いよいよ入れてみるわけです。

     

    炊飯器に牛乳が入ってる光景にしみじみ感動。

    お米3合に牛乳400㏄+水ですが、ほぼ牛乳です。

     

    そこへ、S志がやってきました。

    「あー! そこにぎゅうにゅういれちゃだめなんだよ! ママまちがえてる! おとななのに!」
    (最近「おとななのに」という糾弾がブーム)

    「いいんだよ。酪農家さんたちはいつも牛乳で炊くんだよ」
    (すみません、ホラ吹きました)

    「え? ぎゅうにゅういれてもいいの?」

    「えー? 知らなかったのー?」(薄目演技)

    「あ、S志しってたわ。ぎゅうにゅうはごはんをたくこともできるの」

     

    知ってた風を装うS志が仲間に加わったところで、
    炊飯釜に3の具を加えてゆきます。

     

    「よし、ママ、スイッチオンっ」
    S志がスイッチオン係を譲ってくれたので(いつもは押したがる)、
    いまだかつて無くコーフンしながらスイッチを押す。

    考えてみたら「生まれてはじめて○○する」という経験、久しぶりです。
    どんなのが炊けるかなあ!
    子どものときみたいなわくわく感。

     

    炊きあがり

    S志と一緒に、ふたを開けてみました。

    「炊けてるー!!」

    湯気が、甘くていい香りです。

     

     

    「いただきます!」


    パセリのかわりに、万能ネギを散らしました。
    シーフードピラフというより、和風に「ミルク牡蠣飯」といった感じ。

    どんな味なのかドキドキでしたが、
    たぶん、これ「牛乳入ってるよ」と言われないと気付かないと思います。
    牛乳の味はしないし、牛乳臭さもありません。

    そのかわり、お米のまろやかさ、甘さ、コクがグッと増した感じ。
    牛乳のうまみが出汁の役割をしているのか、噛むほどにおいしい。
    きのこと牡蠣の相性もバッチリです。
    根菜や鶏肉でもおいしいかも。やさしい味なので、意外といろんな具材に合いそうです。

    「おいしいねえ」
    「まろやかさが牛乳っぽいね」
    「お醤油かけるとまたおいしい」

    おなじみな食材だからこそ、いつもと少し使い方を変えるだけですごく新鮮です。
    いつもひっつめ髪の子が髪をおろしてくると、ドキっとくるみたいな。
    けっきょく家族そろって2杯ずつおかわり。
    S志ももりもり食べ切り、

    「おいしさに、けいれいっ!」

    と茶わんに敬意見せてました。

     

    そんなわけでミルクピラフ、大成功でした。
    今は、「冷製ミルクカレーうどん」が気になっております。
    冷たいカレーに、さらに牛乳と、うどんですよ。
    ナニモノになるのかさっぱり想像できません……ウルトラマン怪獣でいうと最終形態に変身するようなものデス(わかりにくいたとえ)。

    ミルク料理は、つくるのも食べるのもちょっとだけアドベンチャー。
    お休みの日の夕ごはんにおすすめです!

レシピ一覧
3月 モー子の桜色ミルクカフェ
2月 ミルコリー野のチーズdeショコラ
1月 ばあちゃんのぽかぽかミルク手当て
12月 サン太のミルククリスマス
11月 イモ子とクリ男のミルクキッチン
10月 ボンジョル野のミルクイタリアン
9月 マイクさんのミルクブランチ
8月 ケンちゃんの夏やすみるくアイス
7月 マサラ田さんの夏カレーセット
6月 コバヤシさんのミルク御膳
5月 陳さんのミルク中華
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