先日、
知る人ぞ知る「ミルコップ1号」ちゃんのツイッター(非公式ながらミルク界一の情報通でありミルクギャグの達人なのです)を見ていたときのこと。
あるつぶやきに「エッ!」と叫んでしまいました。
「オロナ●ンCを牛乳で割る」レシピがあるというのです。
某大塚●薬さんも公式サイトで紹介している公認レシピだそうですが、まったく知りませんでした。
これはぜひ、やってみたい。
炎天下の週末、さっそく近所のドラッグストアへ買いに出かけたのでした。
買いものしながら栄養補助食品の棚をふと見たら、
「ん? あれも混ぜたい」
「これもいけるんじゃないの」
とついつい衝動買い。この「混ぜたい欲」の出どころが自分でもわからない今日このごろ。
レジを打ってくれたロマンスグレーの薬剤師さんは、そんな私を、この暑さに耐えかねて滋養強壮に取り組む主婦だと思ったのでしょう。あの粉やアレな箱を袋に詰めながら、
「暑くなったもんネエ〜」
とあたたかいまなざしを送ってくださいました。
そんな薬剤師さんの期待にこたえ(たわけでもない)、やってみました。
夏本番! 夏バテブロック・ミルクをつくってみよう!
1杯にたくさんの栄養が詰まった牛乳はもともとS志の夏バテ対策に赤ちゃん時代から役に立ってくれているのですが、それをさらに栄養補助食品でパワーアップする試み。というか混ぜたかっただけです。
これがなかなか、おいしい結果になりました!
まずはこちらから。
栄養ドリンク・オレ
【つくりかた】
牛乳と栄養ドリンクを、同量ずつミックスします。
※「炭酸飲料」の表示の栄養ドリンクを使います。医薬品や医薬部外品表示のドリンク剤は子どもは飲めないので注意です〜
これ、確かにおいしい!!
果汁は入っていないはずですが、ふしぎにフルーティ。ビタミン入り飲料独特の薬くささが牛乳によって抑えられ、ヨーグルトドリンク的なさわやかさです。名前つけるとしたら「フルーツミルクサイダー」でしょうか。
飲みごこちはさらさらで、上に炭酸でふわふわの泡ができます。飲み終わったコップの底にたまったこの泡ムースをすくって食べてみたら、甘くてなめらかでこれまたおいしかった。
フルーツミルクサイダーと、泡ムースと、さらにビタミンも摂れる一石三鳥ミルクでした。ミルコップ1号ちゃんに感謝です〜
スポーツ・ミルク
【つくりかた】
牛乳200ccに、スポーツ・ドリンク粉末14.8g(約15g)をミックスする。
ペットボトルのスポーツ・ドリンクを牛乳で割るのも考えたのですが、やはり「体液と同じ浸透圧」の特長を生かさねば。粉末ならそのへんがちょっとはキープできるのかなと思い(ばくぜん)、やってみたのですが、これ、おいしいです!!!!
甘さひかえめで、やや塩気のある乳酸菌飲料のような味。後味はスキッと軽い。これ、「塩カルピス」みたいな名前で商品化したら売れるんじゃないかな。熱中症対策にもなりますし、次世代のハイブリッドミルクになりうるのでは(鼻息)!
ただし……
ひとつ問題がありました。
ミックス牛乳最大の課題のアレです。
スポーツ・ドリンクも、レモンや酢などと同じ「ツブツブ出ちゃう素材」だったのです……
うう、なんで牛乳は酸と反応してしまうん?
でも、さいわいなことに、スポーツ・ドリンクのツブツブレベルは低め。たとえばレモン果汁だと混ぜたとたん全体的に固まってヨーグルト状になりますが、スポーツ・ドリンクの場合は、上澄みに細かな丸いカプセルが浮く程度。上澄みを取れば、おいしい塩カルピスはさらさらのまま残っているんです。
ということは、こうすればいいかも。
名付けて「ツブツブドリップ」です
ここまでやるのか。
と問われれば、曇りなきまなこでうなずける程度に、おいしいんです塩カルピス……。でも、この方法、ミックス牛乳の可能性を広げる画期的なアイデアではないかと(半ば本気で)思いますよ。
たまったツブツブをときどき取ってあげると、スムーズにドリップできます。これで、心置きなく、のどごし最高の塩カルピスが味わえます。
※ただ、時間が経つとツブツブが増えるみたいなので10分以内に飲むのがよいです
最後に、実はいちばんやってみたかったこちら。
青汁ミルク
【つくりかた】
大麦若葉の青汁粉末をスプーン1杯/牛乳100ccをミックスする。
粉を入れたら、少量の牛乳で溶かしてから、のこりを注ぐのがコツ(前述の薬剤師さん情報)
青汁にミルク。これ、ちょっとした罰ゲームなんじゃないか(失礼)とビビリつつ、こわいもの飲みたさで思い切ってゴクリ。
すると、これまた、とってもおいしかった!
ほんのり甘くて、後味の渋みがいい感じに風味を引き締める。そう、これほぼ抹茶ミルクですよ。牛乳で溶かしたことで、青くささが見事に中和されている。
「青汁は体にいいけどマズイ」イメージでしたが、むしろ毎日楽しみに飲めそうです。
ホントいい発見したわあ〜と、感動しながら箱を眺めていたら……
すでに「牛乳」は公認されてました
知っている人にはもうおなじみの飲み方だったのですねえ。
牛乳を混ぜるとおいしいものの世界には、私の知らない壮大な地平がまだまだ広がっている。それを思い知った一日でもありました。これからもいろいろ混ぜていこうと思います。そしてツブツブドリップの可能性も広げていきたいです〜