• あけましておめでとうございます

    今日から仕事始めの方も多いのかな?
    2013年、新しい年も4日目ですね! あけましておめでとうございます。

     

    わが家が住んでいる関東は、青空が気持ちいい年明けでした。
    晴れ晴れして、なんだかいいことがありそうな。

    お正月は、毎年どちらかの実家に帰省してお年越しをしてきたわが家ですが、
    今年はめずらしく自宅で、家族3人だけで過ごしました。
    長らく、山国N県で年越ししてきた私としては、雪が見えないとなんだか「正月がきた」感がなくてですね。さらに、家族のなかで私だけ大晦日あたりから風邪をひいてしまい、ほとんど家で寝ており。お正月がいつのまにか終わって、いま、むしょうにさみしいです。しくしく。

     

    しかし、自宅でお正月を迎えるって、大変なんですねえ。私の今年のお正月の思い出といえばそれ。

    なにがというと、お料理の話です。

    実家だと、おせち料理もお雑煮もほとんどお母さんがつくってくれますよね。私にとってお正月といえば「こたつでダラダラして、食べて、テレビ見て、ダラダラして、食べる」っていうリラックスシーズンでした。
    でも今年の台所担当は、自分。
    今まで観客ポジションだったのが、いきなりプレイヤーになった感じです。

     

    お正月料理を、つくる。買い出しする。段取る。
    ごちそうは並べるのも、洗いものの数も、ふだんよりずっと手間がかかるのですねえ。3人分だけだったからまだ良いですが、お客さんが大勢くるお家のお母さん方は本当にお正月って忙しいものだろうな。ホント遅すぎますが、それを実感いたしました。

    しょっぱなから困ったのが、お正月のメニューです。
    実家では、毎年お歳暮で送られてくるエビやブリがテーブルに並んでいたのですけど、いざ自分で揃えようと思うと高かったり。
    そうすると、「何食べればいいんだろ?」っていうところからわからなくなって、「お正月 晩ごはん 何食べる」でGoogle検索までする始末。うむ、21世紀ですね(違うか)。

    そのうち、私のなかのずぼら天使が、

    「お正月だからっておせちじゃなくてもいいじゃない」

    とささやいてきたりして(天使じゃない)。しかし、「それをやっちゃおしまいです」という気持ちが勝って、踏みとどまりました。遺伝子に組みこまれた伝統の重みか。

    けっきょく、手探りながら、「ふだん絶対食べないもの」ランキング1位(わが家調べ)のすき焼きに決定。それから、三が日のあいだ食べられるだけの筑前煮と、おせちを準備することにしました。

     

    いざ買い出しに行ってみると、
    スーパーにも市場にもお正月のごちそうの材料がずらーっと出されて、ふだんは見ないお正月野菜(金時人参、八頭、くわいなど)や銘酒が、紅白の幕で飾られた棚に並んでいて、お店の人も張りのある顔をしているんですねえ。見ているとワクワクしてきました。
    キラキラしたお刺身やお肉を「年に一度だし!」と呪文を唱えながら、ふんぱつ。
    レジに行列しているあいだ、こっそり並んでいるおじいちゃんや若夫婦のカゴをのぞいて、「あ、年越しは天ぷらなんだ」とか「カニ鍋なんだなー」とか想像するのも楽しかったです(若干やなヤツ)。

    きっと、先輩主婦の皆さんには、おなじみの年末の風景なんでしょうね。正月プレイヤーの新米としてはなんだか新鮮でした。

     

    ウキウキまかせで順調に買いすぎながら、お正月は、ぶじ3人でごちそうを囲めました。
    「年に一度」の呪文でこれまたゲットしてきた、たっぷりのイクラに大喜びのS志を見ていたら、

    「一年ぶじで過ごせて、働くことができて、子どもに食べさせることができて、ありがたいなあ」

    という気持ちになりました。これは自分の財布をいためないと感じなかったことかも。

    お正月料理には、ひとつひとつ家内安全など縁起ものとしての意味があるけれど、これは未来への投資みたいなものかもしれないな。何があるかわからないこれからの1年へ、丁寧に希望をこめた昔の人の気持ちが、今さらながら、わかったような。

    やはり正月はごちそうとおせちじゃないといかん。30ウン歳にして、ようやく腹におちた気がします。

     

    そんなこんなで三が日を終えた今朝、これをつくってみたら、おいしかったです!

     

    ミルクおしるこ

    1月2日におしるこをつくったのですが、あずき汁が残ってしまっていて。少し牛乳を入れてのばしました。ふしぎなことにちょっとヒノキのような木の香りがするんですよ……。ミルクのやさしい風味とともに甘さがほんのりやわらいで、目先が変わって新鮮です。

    お正月のあんこの残りの活用に、おすすめです〜。

     

    ではでは、
    今年もどうぞよろしくお願いいたします!

レシピ一覧
3月 モー子の桜色ミルクカフェ
2月 ミルコリー野のチーズdeショコラ
1月 ばあちゃんのぽかぽかミルク手当て
12月 サン太のミルククリスマス
11月 イモ子とクリ男のミルクキッチン
10月 ボンジョル野のミルクイタリアン
9月 マイクさんのミルクブランチ
8月 ケンちゃんの夏やすみるくアイス
7月 マサラ田さんの夏カレーセット
6月 コバヤシさんのミルク御膳
5月 陳さんのミルク中華
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